作品 121〜


 

『クリスマスファンタジー2008』作品121


「この季節の夕方、こうして街を眺めるのが好きです」
まだ早い時間からそれぞれ家にも灯がともり、その灯の中で、なんだか暖かい時間が流れている気がして、心がほのぼのとしてくるようで・・・
今年のクリスマスファンタジーのテーマは「光」。2007年に高崎市少年科学館を彩った美しいイルミネーションのイメージ、聖夜の星空散歩をゆったりお楽しみいただいたり、星空の下でのハートウォーミングな珍問答が人気の「のら猫と女の子」や、ゴスペル&イルミネーション&星空ノリノリの競演、クライマックスではプラネタリウムでしか味わうことのできない「光の誕生日」を体感! サンタクロースが穏やかで荘厳な光の世界へと誘ってくれます!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.139)

 


『星空のUNCHIKU』作品122

TPOさえわきまえれば、貴重かつ豊かな話題として喜ばれるUNCHIKU。
ご覧ください・・・見上げると、そこには美しい満天の星。
もし、お隣にご家族の誰か、恋人、お友達がいたとして、「あれは何て名前の星かなあ」とか、「どれが星座になるのかなあ」など星の話題が持ち上がったとしたら、そのときこそ「星空のUNCHIKU」を披露するチャンス!
軽いジャブ程度のものから、ドン引きされかねないディープなネタまで、クイズやプラネタリウムでの非常識な遊びを交えながらの展開は、まさに星空に打ち上がった百花繚乱UNCHIKU乱れ咲き!
世界天文年をダイナミックかつ感動的に紹介したり、最後には宇宙を身近に感じるための秘訣まで伝授。もちろん「プラネタリウムらしさ」への徹底したこだわりは健在。
これはヒザが叩けます。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.140)

 


 

『いっしょに見る星空 パパとボクとプラネタリウム』作品123

情報とか知識とか、そういうことではなく、星空を見上げて一緒に「感じて」あげること・・・子どもたちにとって、それは何より大事なことなのかもしれません。
今回のために託されたキーワード「父親のまなざしから感動を誘ってみたい+純粋に、ほのぼのと親子で楽しめる番組にしたい」の意図を真っ直ぐに受け止め、『親』と『子』の視点から描くプラネタリウムを舞台としたドラマを構築しました。
大人と子どもが星空に求めるもの、それぞれの素朴な想いを、ハートウォーミングなストーリーに乗せて描く一品です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部
足立区こども科学館(No.141)

 


『あなたなら・・・ ガリレオの宇宙』作品124

「世界天文年」用の企画として、これまでガリレオについて取り扱ってきたエッセンスを集約して制作。プラネタリウムとオールドーム映像を融合し、人間ガリレオに迫りつつ、感覚的なアプローチを重ねることにより、「今」を生きる我々と「あのころ」を生きたガリレオを結ぶ、独特な世界を体感できる作品となりました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部
デモンストレーション用の作品です(No.142)

 


「『銀河鉄道の夜』より ジョバンニのきっぷ」作品125

あの声が、あの旋律が聞こえる・・・
子供に「銀河鉄道の夜」を読み聞かせていた主人公を揺さぶる遠い記憶。
記憶は伝える。
失ってしまっていた、失うはずのないもの。
「わたし、いつかあきらめてしまうかもしれない、あなたの声、忘れてしまうかもしれない・・・」
それでも、それだからこそ汽笛は響く。
かつて切符を手にしていたあなたと、これから切符を手渡される小さなものたちへ・・・
【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部
足立区こども科学館(No.143)

 


『ガリレオ・コード 星空に隠された謎』作品126

壮絶な緊迫感のなかに見え隠れするミステリー、サイエンス、弾けるウィット&ユーモア!
歴史的な真実をベースに、あえて一つの衝撃的なフィクションを交えることで、
現実には体感することができない極めてリアルな興奮『空想科学ドキュメント』を実現! 
仕組まれたパズル、コードを読み解いた果てに待っているのは、時を超えたメッセージとゆるぎない想い、そして情熱に満ちたクライマックス!
さらにラストには予想もしなかった意外な展開が・・・

やってしまった。
こんな番組はそうそう作れるものじゃない。
チャレンジャーであるスタッフのみなさん、プロデューサーと共に可能性を追い求めてきた唯一無二ともいえる成果がここにある。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.144)

 


『流れ星の1秒』作品127

「たいへんだ、ほ、星が落っこっちちゃったよ!」
初めて『流れ星』を見た子どもはまさに大パニック。それまでそこにあった星、星座を描いていた星がどこかへ行ってしまったように見えたのですから大変です! しかもどこにあった星が消えてしまったのか、今となっては探してみてもわからない・・・
なんとも微笑ましい体験ですが、実はこれ、宇宙の大いなる仕組みを紐解くための、とても大事なきっかけになるのです。
情報に頼るだけではなく、素直に、ありのままの視線で見つめるからこそ体感できる不思議な感覚。
番組はそうした感覚の大切さを伝える一方で、『流れ星』を科学的(起源や仕組み等)に取り扱い、子どもたちが素朴に受ける疑問や感動をも大事にしつつ、流星、流れ星の世界へと誘っていきます。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部のみ 
足立区こども科学館(No.145)

 


『クリスマスファンタジー2009』作品128

♪き〜よし〜 こ〜のよる〜
みなさんお馴染みの「きよしこの夜」はクリスマス・キャロル? それとも聖歌?
「プラネタリウム」の星々と「クリスマスの音楽」による競演、恒例のスペシャル・プログラム「クリスマスファンタジー」。
今年も誰もが知っているキャロルや聖歌が流れる中、ゆったりと満天の星空に包まれます。
意外に星と深い関係がある「赤鼻のトナカイ」の物語や、クリスマスの習慣「クリブ」&ツリーで彩られた「聖夜の星空散歩」。「ツリーのてっぺんに飾る星がなくなっちゃったー!」と大騒ぎしているのは大人気コーナー「のら猫と女の子 その5」。そしてその「てっぺん」の星「ベツレヘムの星」を巡る旅を彩るのは、「聖なる夜 星が明るく輝く夜・・・」荘厳な聖歌「オー・ホーリー・ナイト」。
満月の聖夜。月にガリレオが望遠鏡を向けて400年。月を人類が歩いてから40年。トナカイと一緒に月を見上げながら、去る年と新しい年に想いを馳せ、ファンタジックに過ごす聖夜のひとときです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.146)


遠い宇宙で』作品129

「どうして聴こえるの? 
 こんなに遠く離れてるのに
 気づくとあなたの声が
 わたしを呼んでいる・・・」

宇宙空間に一人、遥か遠い彼方から愛しい人に呼びかける想い。
その想いを想像する、痛いような切なさ。
波のように寄せては返すあきらめ、そして、それを包む優しさ。
想いを伝えるのは哀しくも温かい、何度も繰り返される美しい旋律・・・
プラネタリウムから「歌を生み出したい」というプロデューサー、スタッフの想い。
そこから生まれた「歌」と「物語」。
多くの反響と共に忘れられぬ作品になりました。

「うそでもいい
 何度泣いてもいい
 お願い
 消えないで
 わたしをずっと呼び続けて・・・」


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.147)

 


『宇宙が見える!』作品130

思わず眼を奪われる「ハッブル宇宙望遠鏡」の美しい天体映像と、それを包み込む宇宙空間(プラネタリウム)という理想的な環境の中で、何気ない「日常の感覚」と「広大な宇宙観」を様々な手法でリンク!
「見えないはずのもの」に心を震わせ、遥かな宇宙へ思いを馳せるひとときです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ 
足立区こども科学館(No.148)


『プラネタリウムで描く「星占い」ってなんだ!?』作品131

朝、テレビを見て気になったりしませんか?
ラッキーカラー! ラッキーアイテム! 今日の運勢!
雑誌、インターネット、朝から晩まで、あらゆるところで見かける超メジャーな占い『星占い』。でも好きな人、苦手な人、信じる人、信じない人、受け止め方はまさに千差万別。
そこで・・・寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 星占いとはいったいナニモノなのか、その成り立ちから現在までの歴史、ホロスコープの見方から解析の実例まで、簡潔明瞭、プラネタリウムならではの体験型解説でわかりやすくご紹介。
「星占い」ってなんだ!?
看板に偽りなし! 


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部のみ
足立区こども科学館(No.149)

 


『星空のオーパーツ 科学vsロマンの衝撃』作品132

ついに・・・きました。
プロデューサーの積年の想い、映像表現の進化、構想の熟成、そして研究の第一人者、南山宏氏の全面協力を得て、まさに満を持しての着手!
ロマンはロマンとして。
科学は科学として。
「作品4」以来、徹底して挑み続けてきた驚異の題材、オーパーツ!
知的好奇心を様々な角度からくすぐりつつ、極度の緊迫感と遊び心を織り交ぜ、随所に度肝を抜く勢いの挑戦的なアプローチを用意した驚愕の展開!
ぶっ飛んでいるだけのように見えますが、さにあらず。今回はこのテーマでは至難の業と考えられていたプラネタリウム作品としての命題「星に始まり、星に帰る」ことに徹し、プラネタリウム番組として貫き通すことができたことが大きな収穫となりました。
寄せられた声から見えてくるのは「興味の有無を乗り越えた」満足度。これぞ悲願!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.150)


『ファインディング宇宙人』作品133

宇宙へ仲間の存在を求め続ける健気な人類(宇宙人)・・・そんなイメージから、タイトルは「さびしがりやの宇宙人」だったのです。企画当初は。
しかし構想を練り上げていくうちに、人類(のイメージ)はどんどん能動的になり、タイトルの印象よりもずっとアグレッシブになり、たどり着くべき境地を模索し始めたとき、制作プロジェクトを牽引してきた情熱のプロデューサーの一言が「殻」を破りました!
「探すんですよ、田島さん。本気で探すんです。ファインディング宇宙人です!」
積極性と瞬発力を得た作品に恐いものなし。CGは想像を現実としてドーム空間に具現化。UFOがあっちこっちから飛んできたり、泣きたくなるぐらいおっかない宇宙人がこちらに手を伸ばしながら迫ってきたり、見たことのない地球外生命が住む見たことのない惑星の光景を全天デジタルで再現してみたり、想像のレベルを限界まで引き上げ、ユーモアの許容量も可能な範囲で広げ、それでも徹底して科学的な立場を堅持し、謙虚な姿勢で地球外生命と向き合う、まさにファインディング宇宙人な番組が誕生しました。
あまりの想像の飛躍に心細くなったとき、立ち帰るのはもう一人の主人公、井戸の中から空を見上げる一匹のカエル。
井の中の蛙、大海を知らず・・・されど!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇テーマ部のみ
日立シビックセンター 天球劇場(No.151)


『クリスマスファンタジー2010』作品134

今年の「クリスマスファンタジー」はこれまでとちょっと違います。
クリスマスを舞台とした一つの心温まる物語をたどりながら、クリスマスの音楽や映像、ショートドラマなどを織り込む新しいスタイル。本流となるのはかわいらしい子犬の物語「ソックス」。挿入されるのはイヴの恋人たちの約束を感動的に描く「ビュッシュ・ド・ノエル 贈り物」。クリスマスツリーの起源を探る家族の聖なる物語「オーナメント 家路の光」など。
優しく、温かく、穏やかに。
どこまでもクリスマスらしい、星空のひとときです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.152)


『あなたのプラネタリウム』作品135

今回のテーマはなんと、「皆さまのリクエストにとことんお応えする番組」です。
星と音楽だけでプラネタリウムを楽しみたい! 宇宙空間を漂う気分を味わってみたい! 自分の星占い星座(12星座)を実際に星空で描いてみたい! などなど、全部で9つのリクエストに真正面からご対応します。もちろんプラネタリウム番組として誰でも充分お楽しみいただけるよう、構成の妙、語り口、多彩なプラネタリウム操作の味わい、趣向を凝らした音楽、ドームならではの映像効果などに工夫を施し、統一感を維持した見応えのある作品に仕上がっています。
ラストを飾る「思い出の星空」では、見上げるそれぞれの記憶に入り込み、思い出の中で星空を見上げる感動の時間を演出。
素朴に、切なく、沁みてきます。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.153)


『星空のエニグマ』作品136

「私、覚えてる・・・子どものころ、どうしてもうまく友達に近づけないときがあった。
友達と一緒にいても、なんだか居場所がないようで、一人でいるのは嫌なのに、みんなの中にいるのはもっと辛いときがあった。
1等星のように明るく輝く友達の中で、いつからか、自分は目を凝らさないと見えない、6等星のような存在だと感じるようになっていた。
あの気が遠くなるような淋しさはなんだったんだろう・・・あの痛いような哀しみはなんだったろう・・・」
プラネタリウム解説員によみがえる遠い記憶。
その記憶の扉を叩く一人の少女。
「プラネタリウムなんか、来なきゃよかった・・・」
自分を暗い星だと思い込む少女と、その傷ついた想いを受け止めようとするプラネタリウム解説員。二人を結びつけるのは、少女の友達が残した不思議な暗号の数々。導き出されるキーワード・・・ラス・アルハゲ、アルビレオ、童話「双子の星」、エニグマ変奏曲・・・最後の暗号を解いたとき、友達が少女に伝えようとしたあまりに切なく温かいメッゼージが現れる・・・。
夏休み。自意識を自覚し始めたころの子供たちへの想いと(制作過程で向かえた3月11日からの)見つめなければならない、向かい合わねばならない現実への想いを織り込み、ひたむきに、まっすぐに、作り上げました。
とはいっても、プラネタリウム作品としての配慮はしっかり堅持。印象は重くも暗くもありません。暗号を解く過程はあの手この手で楽しく遊びまくるお笑い系。ハイテンションで弾けまくった先でメッセージと出会う構成になっています。
アンケートに記された声も年齢を問わず想像以上に好評でした。
今、そしてかつて胸を痛めたことのある4等星や6等星たちに想いが伝わることを祈りつつ。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.154)


『ゴッホの夜』作品137

着手したのは2008年、リーマンショックの年。
新宿に常設展示されている「ひまわり」を前に、今、何を伝えられるかを問いかけました。
価値とは何なのか。
逆境で生きるとはどういうことなのか。
以来、約3年。
永瀬正敏さんは2011年の春、この作品が伝えようとしている想いに賛同し、想いを搾り出すようにゴッホを演じてくれました。
プロデューサーはこの反骨な作品をぶれずにけん引し続け、CGチームはゴッホとの一体感、全天デジタル映像としての没入感を目指し、音楽の原淳はゴッホの心情までも伝えるかのような入魂の楽曲を生み出しました。
半端なことはしていません。
ゆえにこの作品には力があります。
孤高の画家、ゴッホ。
行きましょう。どこまでも。
プラネタリウム作品ではない、プラネタリウムっぽい作品でもない、完全な全天デジタル映像作品としての境地、ゴッホとガチでシンクロする27分です。


企画・製作  「ゴッホの夜」製作委員会
        財団法人NHKインターナショナル
        株式会社 五藤光学研究所
        株式会社ウォーク 
        株式会社イマ・グループ
        株式会社スタジオディーン


制作     株式会社 五藤光学研究所
        田島秀樹事務所 有限会社


【監督・脚本・音楽】
 ◇全天デジタル映像作品
あすたむらんど徳島(No.155) 
鹿児島市立科学館(No.157)
一宮地域文化広場(No.162)


『クリスマスファンタジー2011』作品138


2011年。
どんなときでもクリスマスを楽しみに待っている子供たちに。
子供たちと、子供だった自分と、その夢を愛する大人たちに。
毎年、プラネタリウムだからこそできることを探し集め、積み重ねてきた特別プログラム「クリスマスファンタジー」。
今年の番組を包むのは、子供たちの「祈り」と、その子供たちのプレゼントのリクエストを受け止めるサンタさんの物語。
おもちゃ、ゲーム、自転車・・・子供たちの様々なリクエストの中に、サンタさんをびっくりさせ、すっかり困らせてしまう、ある不思議な「願いごと」が入っていました。
「今年のはじめまで、時間をもどしてください・・・」
この企画には、ずっと変わらず、見つめていたいものがあります。
様々な要因のため熟考を重ねた今年。これまでのクリスマスファンタジーのなかで最も感動したと、たくさんの温かい声をいただきました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.156)

 


『星空のウンチクマスター』作品139

2009年の冬のこと。ストレートな意欲作として衝撃のデビューを飾った「星空のUNCHIKU」。あれから3年。あらたなネタの数々と強力な補強を得て、パワーアップ版として生まれ変わりました。その名も「星空のウンチクマスター」。
前作で好評だった「星空のUNCHIKUクイズ」や「星空のUNCHIKUレース」はもちろん、極寒の地へ追いやられないためのUNCHIKU防御の術、コペルニクス、ガリレオ、ニュートンによる癒しの大コケUNCHIKUタイム、そしてこれぞ正真正銘、本当に星空でウンチクが弾けまくるまさかの「百花繚乱! 星のUNCHIKU乱れ咲き!」。
あれこれと驚きあり、笑いあり、そして意外にじんわりの感慨ありのこの企画。たっぷり遊んでるわりにはしっかりプラネタリウムらしい学びのひとときもご用意した、ちょっと珍しい味わいのある番組です。
華やかな冬の星空を見上げながら、目指せ、星空のウンチクマスター!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.158)


『希望の星』作品140

「そのとき星を見たんです…震災の日の夜、灯りを失った日立の空に…」
すべてはあの夜に空を見上げた番組担当プロデューサーの言葉から始まった。
そのとき、なぜ星を見たのか。
星を見上げて何を想ったのか。
伝えようとしてくれるものを感じきれず、背負いきれず、求めるものを「情報」からは見つけられず、無力感にあえぎながら「知る」ために、東北の被災地へ。
何もわかっていなかった。
何よりも、何も知らなかったことを知らなければならなかった。
後ろめたさにひたすら手を合わせ、確かにそこにあった、人の暮らしがあった、今はたった一つの灯りすら失った地に立ち、空を見上げ、耳を澄ませた。

「多くの人たちが、感じたといいます。
多くの人たちが、祈ったといいます。 
不安と恐れに震えていた遥かな昔から、闇の中を共に歩んでくれた光に。
どんなときでも変わらずにいてくれる、その輝きに。
その日…見上げた空には、いつもよりたくさんの星がありました」

【脚本・演出】
 ◇テーマ部のみ
日立シビックセンター 天球劇場(No.159)


『究極の選択?!  2012運命の星空』作品141

「皆さんはなぜ、今日このドーム空間に足を踏み入れることを『選択』したのでしょう。
この同じ時間、どこか別の場所で、別のことをして過ごす選択をしていたとしたら…
選択は次へとつながり、今ここにいるあなたと、他のどこかにいる選択をしたあなたとでは、
これからの未来がまったく変わるかもしれない…」

なんとも意味深な語りから始まるこの番組、なんと本当に最初から最後まで究極(?)の選択に貫かれているのです。
それはちょっと普通のプラネタリウムではありえない「星座紹介」のスタイル(お勉強系からお笑い系まで)の選択からスタートし、引っ越すならどっち?(「常夏の金星」or「クールな火星」)、究極の愛の選択(タイムトラベルを前に悩む年の差カップル!)、あなたなら返信する?(宇宙人とメル友に!?)など強烈なチョイスの繰り返し。そして業界的にタブーとされていた「2012年人類滅亡説」をどストレートに取り上げ、黙殺するべきか真剣に備えるべきかを徹底検証!
その一方で、インターネット等により氾濫する無責任な情報の恐ろしさ、空しさを、歴史上の驚くべき事例を背景にドキュメンタリー、ドラマ双方の展開から緊迫の凝視。その過程で、それでも的確に情報を選択し続けることそのものが、自らの大切な未来へとつながることを実感していきます。

選択…未来を生きる子どもたちのために。

「宇宙が生まれて137億年。
宇宙もまた、これまで選択を繰り返してきました。
道に転がる石ころも、私たちも、同じ宇宙の材料から生まれた、
長い長い宇宙の選択の結果です。
ただ石ころは『次はこっちへ転がろう』と選ぶことはできません。
でも私たちは『次はこっちへ行こう』と、選ぶことができる。
十人いたら十通り。百人いたら百通り。
『選択をする』ということは、自分らしく『生きる』、ということでもあるのです」

 

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.160)


『クリスマスファンタジー2012」 』作品142

企画を構想しているとき、ふっと、
「このところずっと、未来とか、希望とか、そういったことが信じられなくなっている気がするんですよ」
と、世相を見つめていた番組プロデューサー。
そしてひとこと…
「クリスマスですからね。信じたいじゃないですか、そういうの」
どこかで「ぽっ」と灯がともったようでした。
全天デジタル版としては初の作品となった「クリスマスファンタジー」シリーズ。
オープニングを飾る「雪だるま」たちによるほのぼのとしたパフォーマンスや、恒例の「聖夜の星空散歩」、今年ちょっとしたブームとなった「金環日食」を振り返るひとときから、全天用にスケールアップした「ベツレヘムの星」、降り注ぐ雪と星に包まれる「ホワイトクリスマス」まで、今回も見どころ盛りだくさん!
そして今年のショートストーリー「さようならボクのサンタサン」は、かわいらしい「ヤマネ」が主人公の素朴で心温まる物語。
どこかで「ぽっ」と灯がともるようなひとときです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.161)


『「ひとりぼっちの星空」(全天周デジタル版)』作品143

一歩…一歩。
ここまでの作品たちのなかから、最初に選択されたライブラリー作品の第1弾です。

(内容はこちらより)

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