作品 81〜作品 100


 

『スペースワンダーランド あなたの知らない不思議な世界』作品81


ふっ・・・と通り過ぎてしまいそうな疑問や、言われてみれば・・・という不思議と向かい合い、そこに生まれる「発見」を楽しむ番組として企画しました。ジャンルは天文を基本としていますが、イレギュラーのものも含め、子どもでも興味が持てるよう、自由に展開させています。三択クイズ、もしくはYES、NOで考えやすいように設定し、実際に思考してみることで、作品世界とのリンクを強固にしていけるように構成。きっかけは「メビウスの輪」。表が裏で、裏が表になる不思議な存在・・・見方を変えることによって表情を変えるこの世界、今回のテーマの象徴となります。
「どこまでが地球でどこからが宇宙?」
「空に描かれる飛行機雲・・・正体は何でしょう?」
「どうして夕日は大きく見えるの?」
「幽霊は錯覚である?! 生まれ変わりはあるのでしょうか・・・?」
「宇宙に果ては・・・」など、素朴な疑問、知的好奇心は果てしありません。
この世はまさにワンダーランド。様々なスタイルのアプローチを試みながら、プラネタリウム空間、機能を活かせるシーンも的確に用意し、独自のツボを随所に用意した刺激に満ちた作品です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.98)


『クリスマスファンタジー』作品82

短期間の投映のために発生する諸問題(予算、告知etc)を、様々な発想と工夫、「いつかは試みてみたい・・・」というスタッフ皆様の熱意で克服し、ついに実現した奮闘の一品。プラネタリウムが本来持っている機能的な「美」と、物語が生み出す「温もり」の融合はとても心地よいものでした。クライマックスでの初挑戦、「あっ!」と驚く幻想的な仕掛けは大好評!!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇テーマ部+冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.100)※通算では100番組になりました!


『冬の星空散歩 ―ほしのゆりかご―』作品83

私たちの身のまわりにあるものと同じように、この世界に生まれ、育まれ、やがて消えて行く星々、天体たち・・・穏やかな子守り歌の流れるなか、ちょっとした「天文トリビア」をお楽しみいただいたり、間もなく土星に到着する探査機「カッシーニ」に思いを馳せながら、この冬ならではの星空を満喫していただきます。「クリスマスファンタジー(作品82)」の姉妹編として制作されたこともあり、不思議な安らぎに包まれた雰囲気が印象に残りました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.101)

 


『北極星 天空の灯台』作品84

染みるようにプラネタリウムらしい作品です。日本に伝わる星の呼び名や伝承、ギリシャ神話を中心に、春の星空をたっぷりとお楽しみいただく企画。舞い降りたリクエストは「渡り鳥と星の意外な結びつき」と「北極星」。心温まる星と夫婦の昔話や、不思議なネイティブアメリカンの伝説などを織り込みながら、多彩な内容と空間演出で展開します。出会いと別れ、夢や希望と共に、どこか淋しいこの季節。春。星空がすべてを優しく包みます。


【音楽・映像・脚本・演出】 ◇春の星座紹介+テーマ部
つくばエキスポセンター(No.102)

 


 

『四季の星空散歩』作品85(「ムーミン谷のオーロラ」投映期間内)


ラフォーレ琵琶湖スターライトホール投映のプラネタリウム番組「ムーミン谷のオーロラ」用の星空案内として、以前に制作した星座紹介の音楽や映像を入れ替え、新バージョンとして制作しました。クイズや安らぎの時間を織り交ぜてつづる、一年分の星空巡りです。


【音楽・映像・脚本・演出】 ◇星座紹介のみ/15分
ラフォーレ琵琶湖スターライトホール(No.103)

 


『ぎんがのきてき 宮沢賢治を探す旅』作品86

大型映像&プラネタリウム作品
取材のとき「現代の聖人『宮沢賢治』像を、もしご本人が知ったとしたら、どうでしょう?」
と宮沢和樹さん(賢治さんの弟、清六さんのお孫さん)に問いかけると、しばらく考え
「きっと・・・笑っちゃうでしょうね」
と答えてくださいました。「雨ニモマケズ」のような悲痛なイメージも好きではないとのこと。和樹さんが清六さんから聞いている賢治さんは、もっと別の印象だったというのです。賢治さんを日々身近に感じ、伝承されている方々との対談の中から発芽し、ぐんぐん勢いよく伸びていく芽を、童話「銀河鉄道の夜」と絡め、大型映像&プラネタリウムのスタイルで作品化しました。マイナス13度、真冬のイーハトーヴ、賢治さん縁の地で大型映像ロケを敢行。意外な賢治さんの素顔、貴重な映像の数々がドーム空間一杯に広がります。

「どうか今のご生活を大切にお守り下さい。」

星空の中で耳を傾ける賢治さんの言葉の数々と、臨場感豊かな映像空間に包まれながら、謙虚に賢治さんを追い、その後姿を探し求める純朴な意欲作です。
(宮沢和樹さんとの出会い、伝えていただいた多くのものは、振り返るたび、心のどこかで静かに響きます。宇宙飛行士の毛利衛さんにも出演していただき、宮沢賢治への想いを語っていただきました。賢治さん、本当に多くの人に愛されていますね。出会いの積み重ねで生まれたような作品です)


【音楽・脚本・演出】 日本シネセル制作
日立シビックセンター天球劇場(No.104)

 


「未来への手紙」作品87 

プラネタリウムの改修工事で機械の中から発見された「透明な小さな箱」。それは20年前に密かに隠された、21世紀、2004年へのメッセージを収めたタイムカプセルでした・・・
20年前・・・振り返れば手が届きそうで、でも遥かに遠い1984年(「福沢&新渡戸&夏目」紙幣の発行、「エリマキトカゲ」ブーム、ロサンゼルスオリンピックetc・・・)。
番組は「20周年記念企画」の名のもと、フィクションでありながら、現実と虚構のはざまをリアルタイムに漂流して行きます。
微笑ましい夢、切なくなるような憧れ、意外な未来像、身につまされる現実・・・そこには宇宙と現代の世界、「今」と「人」を遠くから眺める純粋な瞳がありました。
小憩、覚醒、壮途。
伝えること、その意味と意義に真っ直ぐに向かい合った「夏」の時間です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.105)


「小さなうみがめの物語」作品88 

地域の空気をたっぷりと吸い込んだプラネタリウム作品を作りたい・・・
そうしたNPO「エム・ワイ・ピー」の熱い想いを推進力に、今回は「うみがめ」の産卵地、「恋の浦」という美しい浜を舞台としたプラネタリウム童話を制作しました。

星々の声も届きそうな静かな夜の砂浜。
主人公は生まれたばかりの小さな小さな子がめ。安全な夜のうちに急いで海へ向かわなければなりません。ところが!
「・・・外は恐いよ・・・」
なんと、子がめはそのまま砂の穴に閉じこもってしまったのです。
見かねた星々や鳴き砂、化石じいさんがあの手この手で子がめを海へと誘いますが・・・

健気な子がめたちの後姿に心打たれながら、あまり知られていない「うみがめの素顔」や、実際に伝わる「恋の浦の伝説」をモチーフに、やさしく情感豊かな世界を築き上げました。

今を生きる子どもたち、見守る我々を慰める、ささやかなエールです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇テーマ部のみ
宗像ユリックスプラネタリウム(No.106)
http://www.hosizora.com/ にてメイキングが紹介されています!)



「待ちぼうけ 〜地球を感じる小さな旅〜」
作品89 

今作で2作目となるデジタル全天周映像システム「ナチュラリウム」作品として制作。

待ち合わせ。
いつしか待ちぼうけ。
いつも「なんとなく」立っている私たちの「足の下」。
そこは途方もないエネルギーを抱えた大地、遥かな歴史を秘めたコンクリート、世界の循環を伝えてくれる水たまりなど、意外な発見や素朴な感動に満ちています。
全天周映像ならではの臨場感、織り込まれた心温まる童話が、一風変わった「待ちぼうけ」のひとときへご招待。
「心配しなくても、いつか安らぎがキミを追って来る・・・」
大きな大きな地球を踏んづけながら、その足もとをめぐる小さな旅の幕開けです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇ナチュラリム作品(プラネタリウムではないので「星」は出ない作品となっています)
ベネッセ・スター・ドーム(No.107)


「クリスマスファンタジー2004」作品90 

長かったような、短かったような・・・走り去ろうとする一年を振り返り、様々に思いをはせるこの季節「たまには、こんなひとときもいいかな・・・」
そんな時間を演出するクリスマスファンタジー。
昨年に引き続き、施設スタッフの熱意、ご理解とご協力のもと、今回も冬番組の姉妹編として制作されました。
ライブラリー要素に新たな試みの数々を織り交ぜ、このシリーズならではの彩り豊かな構成で展開。
今年も好評のうちに終了することができました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.108)


「はるかなる星の海へ・・・」作品91 

プラネタリウムだからこそ、伝えられるもの・・・
与えられたキーワードのもと、2004年の世界を見渡しつつ、2005年の投映第一弾として制作しました(「クリスマスファンタジー2004」の姉妹編です)。
のんびり、ぼんやり、素朴に楽しみつつ、星空を眺めること、宇宙を感じることに、
時間、空間、意識を、ゆっくりと、静かに開いて行きます。

小さな「小びん」に、願いを託して・・・


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.109)


「スペースワンダーランド 宗像ユリックスプラネタリウム版」作品92 

作品81「スペースワンダーランド」を宗像ユリックスプラネタリウムのリクエストに応じて再編集。構成を生解説、施設のハード特性に合せ、映像表現を一新させた改訂版。
現場スタッフの巧みな演出技術に驚愕、脱帽、ひたすら感銘。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇テーマ部のみ
宗像ユリックスプラネタリウム(No.110)

 


「そう遠くない未来のおはなし 〜宇宙への旅立ち〜」作品93 

もし「今度のお休み、宇宙へ行こう!」
と誘われたとしたら、みなさんならどのような返事をするでしょう・・・
意欲溢れるスタッフの皆さんから「是非アストロビジョンを使いましょう!」との嬉しい進言をいただき、懐かしのプラネタリウム&アストロビジョンの構成で、大迫力+臨場感溢れる怒涛の展開を実現!(時代はどうあれやはりフィルムのパワーは凄い・・・)
宇宙から見つめる地球の美しさに感動したり、「宇宙空間体験イメージ」や「宇宙生活クイズ」を楽しみながら、過去、現在の宇宙開発を眺め、未来の宇宙生活を思いっきり情緒豊かに想像します。子どもたちから歳を重ねた皆さんまで、世代を超えて大好評でした。

いつかはやって来ると夢見ていた宇宙への旅。
それはもう、そう遠くない未来のおはなしです・・・


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
板橋区立教育科学館(No.111)

 


「手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER ガラスの地球を救え」作品94 

特設のドームで共鳴するコラボレーションならではの響き・・・
2005年国際博覧会「愛・地球博」のウエルカムゲート、ささしまサテライト会場。
確信を持ったプロデューサーの視線。
独自のプラネタリウムを開発し続ける大平貴之さんのMEGASTAR-II+映像システム。
ベートーヴェンのシンフォニーと、原淳の魂を揺さぶる書き下ろしの音楽。
敬意とチャレンジの精神から描かれたCG、メタモルフォーゼ。
そして、手塚治虫さんのメッセージ「ガラスの地球を救え」・・・


手塚さんのマンガやアニメが好きです。
幼いころからずいぶんいろいろなものを注ぎ込んでもらいました。
今でも素直に、素朴に感謝しています。
だから今回は、メッセージに込められた希望や警告、勇めや反骨精神を、率直に表現することに徹しました。

手塚さんのメッセージは、本気でこの星の未来を支えようとしています。

新たに向かい合うことから生まれた、ストレートな、それゆえにとても貴重な作品です。

【音楽・CG・脚本・演出】
◇ ブラネタリウムとアニメーション映像を融合させた作品
愛知万博『手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER』(No.112)

 


「星座探訪 〜プラネタリウムなひととき〜」作品95 

星空を心地良くのんびり眺めていたい・・・
眠くならないように楽しませて欲しい・・・
自分の星占いの星座を見てみたい・・・
宇宙や星のことを知りたい・・・
あれこれ試み続けて早十年・・・「ラフォーレ琵琶湖スターライトホール」恒例、春夏秋冬、一年分の星空案内番組です。
星のお兄さんプロデュースのもと、声の出演に初登場の岩男潤子さんを迎え、果敢にもあの手この手で上記のリクエスト全てに応えようと壮絶な挑戦を繰り広げます。
一つ一つの要素を眺め、手に取り、誘い、美しい星空で包み込んだ豊潤な一品です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇春・夏・秋・冬の星座紹介+随所にテーマ部を混入
ラフォーレ琵琶湖スターライトホール(No.113)

 


「永遠の星空 〜明日への夢〜」作品96 

20年の時を超えて、少年が手にした一枚のハガキ。
それは小さな時間旅行への招待状でした・・・
1985年に開催された「つくば科学万博」から20年。
番組では、初めて科学万博を知る子どもたちの驚きや、懐かしく振り返る世代の思い出を背景に、夏の星空散歩や、ETとのメール交換、輪廻転生する宇宙の姿など、「時間と宇宙」を感じるロマンに満ちた旅へご案内します。

つくば科学万博・・・友人たちと走り回った記憶、兄弟で行った懐かしい思い出、20年前の興奮を思い起こしながら、懐かしめる人も、そうでない人も、何気なく星空を見上げ、流れ行く時間と宇宙に思いを馳せられるような、そんな番組を目指して作りました。
20年の思い出と共に大切にしたい作品です。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇夏の星空案内+テーマ部
つくばエキスポセンター(No.114)

 


「天の川 大島の星物語」作品97 

その島には「天の川」という小川があって、
その両岸には「織女神社」と「牽牛神社」があって、
七夕の夜には、今でも星祭りが行われているといいます・・・

そんな島があるんだ・・・と、驚いてから4年、ついにその島、大島を舞台とした番組制作に挑戦!
子どもたちにも楽しんでもらえるよう、星・宇宙・小さなものたちを主人公とした童話を書き起こし、その童話を原作に、大人の鑑賞にも堪えられる作品になるよう、脚本、一枚一枚の作画、音声を鍛え上げ、MYPスタッフの熱意に満ちたバックアップに支えられながら、とても温もりあるプラネタリウム世界を生み出すことができました。

「淋しいときは素直に淋しがればいい。隠さないで淋しいと叫べばいい。そこから誰かを
求める想いや、力が生まれるんだ・・・」

ふっと立ち止まったとき、振り返りたい作品です。

【原作・音楽・映像・脚本・演出】 ◇テーマ部のみ
宗像ユリックス プラネタリウム(No.115)

 


「STARLIGHT NIGHT 2005」作品98 

押尾コータロー、スピッツ、Mr.Children 、GONTITI、平原綾香・・・
耳に届く潮騒、音楽、見上げる空に、満天の星々。
映像による展開を極力避け、徹底して星と音楽のみで構成。5組のアーティストの名曲とMEGASTAR-IIの星空をたっぷりとお楽しみいただく特別プログラムです。

【企画(補助)・脚本・音声演出】
愛知万博『手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER』(No.116)


「ひとりぼっちの星空」作品99 

制作会議の初日、一つ、二つ、並べられて行くキーワードのなかに、
「心で感じられるような、純粋な物語を・・・」
と、素朴なひとことがありました。
秋ですから、と。
施設スタッフの皆さんが撒いた、温もり豊かな作品の萌芽。
プラネタリウムの時間、空間であること、その味わいを第一章、二章でたっぷりとお楽しみいただき、その上で、プラネタリウムならではの物語世界を存分に繰り広げてみました。

良いものができたと思います。
素直に、嬉しいです。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】 ◇秋の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.117)

 


「クリスマスファンタジー 2005」作品100 

暖炉の火と、
クリスマスツリーと、
温かい光に照らされた、大切な人たちの笑顔・・・
穏やかな部屋の温もりと、聖夜の星空に包まれる、どこか透き通ったような感覚。
星々から届くのは、かわいらしいオルゴールや荘厳なオーケストラ、極上のアカペラ(鳥肌モノです!)など、10曲のクリスマス音楽。
冬の星空散歩を楽しんでみたり、2005年の天文ニュースを振り返ってみたり。
華やかに、厳かに、そして、ほのぼのと。
どこか懐かしいような、満たされるような、
熟成されたクリスマスファンタジーならではのひとときです。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介(作品101と共通部分を持つ姉妹編です)+テーマ部
高崎市少年科学館(No.118)

 

 

 

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