作品 101〜120


 

『星がくれた物語』作品101


見上げる星空・・・その空間を舞台とした、数々の伝説、神話。
そこには過去を生きた人々の素朴な願い、苦しみ、喜びなど、まさに「生きた証」が息づいています。
日々の暮らしのなか、星空との対話を失いかけている「今を生きる」私たちにとって、星空神話に触れることは、何か意味があるのでしょうか。まして、未来は・・・
プラネタリウムを操る「星のかたりべ」のごとく、笑いあり、涙あり、ときにシニカルに、ときに胸に迫る深い情感を込めて、星の神話世界を描きます。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介(作品100と共通部分を持つ姉妹編です)+テーマ部
高崎市少年科学館(No.119)

 


『はらぺこ』作品102

どちらかというと嫌われ者の3匹。
気のいいぼんやり屋のクモ。ただ今、まんぷくです。
みどりカマキリは、このところ、この世界が少し恐くなってきました。
きいろカマキリはまだ生まれたばかり、とにかく世界のすべてが素晴らしい。

物語はその3匹の出会いから始まります・・・
絵本のページをめくるように、想うということ、強いということ、生きるために与えられた大切な感覚をひもときながら、素朴で味わい深い時間をお楽しみいただきます。

 

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇ナチュラリム作品(プラネタリウムではないので「星」は出ない作品となっています)/21分
ベネッセ・スター・ドーム(No.120)

 


 

『12星座の星占い』作品103

「こんなふうにしてみたら・・・」と思っていること、いろいろあります。
でもそのいろいろを試すチャンスとなると、これが、なかなかありません。
今回のお題、繰り返し取り組んできたテーマ、星占い。
天文っぽく硬派にお化粧するべきか、あるいは超軟派な娯楽に徹するか、はたまたストレートに科学を捨てさる暴挙に出るか!
これまで試みてきたこと(うまくいったこと、へこんだこと)を振り返りつつ、謹んで「こんなふうにしてみたら・・・」をいくつかやってみました。
裏でほくそえみつつ仕掛けた「やれそう」でいて意外に「やれない」こと。
なかなかの味わい。
お試しあれ。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.121)

 


『星のきじ馬 〜むなかた天馬物語〜』作品104

きじ馬、という木のおもちゃがあります。
クギもネジも接着剤も使いません。
切って、削って、組み合わせて、一つ一つ、手の中で、作ります。
木に触れ、温め、こつこつこつこつ、誰かのために作ります。
喜び、悲しみ、不安、希望・・・「今」を包むそれぞれの空気。
そのなかで見上げる星空。
生まれる物語。
5作目。
MYPの皆さんと番組を作り続けて、つくづく感じることがあります。
伝えたいことがあるから物語は生まれるのです。


【原作・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
宗像ユリックス プラネタリウム(No.122)

 


『クリスマスファンタジー2006』作品105

「・・・私はこれから、あのときの場所へ行ってみます。
あの親子が今年もいるかどうか、それはわかりません。
でもあのベランダは、今年もきっとあの光に満ちている、そんな気がするのです。
あの光が私を温めてくれる、そんな気がするのです・・・」
今年のクリスマスファンタジーは、ほのぼのと心温まる朗読劇からスタート。
続いてはちょっと珍しいスタイルで聖夜の星空を漂いながら、のんびり冬の星座や星々を満喫するひととき。
「靴下に飛びつくクリスマスの朝・・・」
出会い。別れ。感じる宇宙。包み込む星々とクリスマスキャロル。それだけの時間。どこまでも沁みて行く時間。
子供たちに人気の「のら猫と女の子」は今年も笑えます。ほっとします。
クライマックスはプラネタリウムならではの荘厳な演出! 最後は・・・すっかり恒例となった、かわいらしい光たちと音楽の競演・・・
クリスマスだからこそ味わえるもの。
華やかで、でも素朴で、ささやかな、穏やかな幸せ。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.123)

 


『冬の天の川伝説 ユニコーンの星空』作品106

いつもは見えないものだからこそ見てみたい・・・
冬の天の川、その彼方にあるたくさんの遠い銀河、冥王星、ユニコーン。
いつもは見えなくても、そこに本当にあるもの、触れられなくても、心の中に確かにあるもの・・・
いっかくじゅう座、ユニコーンをモチーフに繰り広げられる創作神話が、幼い日々、過ぎてきた時間を見つめるように胸に迫ります。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介(作品105と共通部分を持つ姉妹編です)+テーマ部
高崎市少年科学館(No.124)

 

 


 

『時間をうる店』作品107

そのお店には、さっきから二人、待っています。
一人は女の子。
このところ、お母さんやお父さんがなんだか遠い人になってしまったような気がして、困っています。
もう一人は初老の紳士。
本当の自分の時間を求めて、ただ、ぼんやりしています。
どうして大人になると時間が早く感じられるのか。
記憶。
思い出。
さまざまな動物たちの、それぞれの時間。
1秒の重み。
1年の深み。
時間と世代の壁を越え、子どもと親の絆、人と「今」の時間を見つめます。

【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇ナチュラリム作品(プラネタリウムではないので「星」は出ない作品となっています)/23分
ベネッセ・スター・ドーム(No.125)

 


『セララバアド』作品108

「JPA日立(日本プラネタリウム協議会)の発表用に何か作ってみませんか?」と、HAKONIWAシステム(全天映写用映像システム)の開発者、鷲巣氏よりお誘いを受け、1〜2分程度、手持ち素材で作ることを前提に制作。企業PRではピンとこないし・・・と大志を抱いたのがM的自虐の日々の始まり。どっぷり2週間彷徨ったあげく、完成の手応えをつかめぬまま期日を向かえ、ひとまずの終了。人が人であるがゆえに抱える煩悶、宮沢賢治の問いを、現代から切り取った写真を主軸にコラージュ。しかし、燃焼しきれなかった想いは苦しみのみを残した。いつかもう一度。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇ドーム用映像作品/2分
日立シビックセンター 天球劇場(No.126)

 


『ひとりぼっちの星空 物語バージョン』作品109

誰もいない夜の公園から・・・おや? なんでしょう・・・泣き声が聞こえてきました・・・
「どうしてボクを置いていっちゃったの?」
そのかわいらしい『かいじゅう』の人形は、男の子の一番のお気に入りのはずでした。
「きっと、忘れられただけだよ」
公園に置いてきぼりになった仲間たち、プラスチックのシャベルや空気の抜けた赤いボール、車のおもちゃたちが励まします。ついに『かいじゅう』は、淋しい気持ちを追い払い、男の子が迎えに来てくれることを信じて、動かない足で歩き出そうとするのですが・・・
赤く輝く惑星、たくさんの星が集まった銀河、月からのエール、希望の方角を教えてくれる星たち・・・包みこむように輝く星々に見守られながら、心温まるアァンタジーの幕が上がります。
オリジナルのシチュエーションや空気感を大事にしつつ、音声をリミックス。
季節にとらわれない、物語そのものを大事にしたバージョンです。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
佐賀県立宇宙科学館(No.127)

 


『UFO調査ファイル2007』作品110

なぜいまUFOなのか?
企画段階からプロデューサーと共に炎上、迷走を極めたこの作品は、その過程がそのまま機動力となり、気づけば余計なものを脱ぎ捨ててストレートに激走。おまけにぎりぎりのタイミングで天が差し伸べてくれた援助のささやき(ある天体の発見と報道)が見事な礎となり、キワモノのネタを真正面から語り尽くしながらも、意外なまでに無理を感じさせず終結。キレの良さは同系列の作品群のなかでも随一となり、率直に面白く、わくわくどきどきの想像を喚起し、しっかり感じさせられる作品として堂々の完成。自画自賛? さにあらず、ホントに好評でした。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇夏の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.128)

 


『星空の古代ロマン 遺跡に描かれた星空への想い〜』作品111

それは、宗像ユリックスプラネタリウムの新たな挑戦でした。
地域を舞台、素材にした番組を作りつづけてきた昨年までと違い、今回与えられた企画はなんと「古代の遺跡と人、星、宇宙とのつながりを描くような作品を、久しぶりにアストロドームスタイルで作ってみましょう!」という仰天の内容。
プロデューサーから届いた番組構成表を前に、ときめき、遠慮、猜疑、弱気、鼓舞、高揚を繰り返し、ターゲットの年齢層、オート作品らしい展開、セオリーにとらわれず、ゆえに描くことのできるものを追求しようとひたすら直球勝負。そして辿りついたのは、アストロドームスタイルというよりもむしろ、テーマと精神性につらぬかれた純粋に新たなドーム世界の創造。
人はなぜ星空を見上げるのか・・・
オールドーム映像とプラネタリウムの融合、その可能性に正面から向かい合った作品です。


【音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
宗像ユリックス プラネタリウム(No.129)

 


『クリスマスファンタジー2007』作品112

祝5周年! 
今年はなんと、プラネタリウムの巨大なドーム、施設そのものが美しいイルミネーションでライトアップ!!
スタッフの皆さんが毎年積み重ねた努力が実り、花開き、入館者数もついに倍増! 星空を大事に、プラネタリウムらしさを意識したテイストも好評でした。
オリジナルの95年版から12年・・・世相の変化を呼吸しながら毎年進化とバリエーションを広げてきたクリスマスファンタジー。
これからも素朴な幸福を描いていきたい・・・思いを新たにする2007年でした。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.130)

 


『星空の観覧車』作品113

どこからか聞こえてくる風のオルガン・・・
ふっと足を向けてみたのは、その音がどこか懐かしく感じられたからでしょうか。
光が踊る不思議な空間で渡されたチケット。
そこに記されているのは「星空の観覧車」、そして謎めいた「Mの秘密」の文字。
冬の星座、荘厳な天体の姿、そして、万物を結ぶ生と死の物語・・・
ファンタジーと科学が交錯する「クリスマスファタジー2007」の姉妹作品です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇冬の星座紹介+テーマ部
高崎市少年科学館(No.131)

 


『夢の星空紀行 一生に一度は出会いたい星空』作品114

タイトルが決まったとき、「もしかしたら・・・」と予感がありました。
昨年の終わりに届いた、ライブラリー販売作品へのリクエスト。
*感動のある番組を投映したい。
*クイズなどで楽しい時間を演出したい。
*アストロビジョン(フィルムによる全天映像)を復活させたい。
残念ながらすべてに応えられる作品はなく、しかし応えたい思いは抑えられない・・・現実と理想、そして、原点を見る。
「ならばすべてに応えつつリアルな現状に耐えうるための台本を新たに執筆するべし!」
ご理解とご期待を推進力に制作へ突入。「初めて」がいっぱいの状況のなか、スタッフの皆様の温かい声に支えられながら期待以上に純度の高い作品として完成。
まるで眠っていたかのような大きな映写機に触れたとき、胸の中に響くものがありました。
その力強い光、映像の輝きには、あらめて素直に魅せられます。
皆既日食、オーロラ、宇宙船の旅立ち、荘厳なワーブ・・・挿入された数多くのフィルムと呼吸し合いながら、静かに、華やかに、「一生に一度は出会いたい星空」を求める遥かな旅です!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
板橋区立教育科学館(No.132)

 


『スペースワンダーランド あなたの知らない不思議な世界 2008年版』作品115

あれから5年・・・
笑撃のニュース「手を振る謎の火星人」がどーしても気になったり
あろうことか冥王星が惑星でなくなってしまったり
騒ぎがおさまったかと思いきやあらたな第9惑星の存在をめぐり話題が沸騰したり
番組で扱っていたネタにもいろいろ微妙な事情が見え隠れしていたところ・・・
このHPと「Dear Blue」が感涙の縁を呼び、「スペースワンダーランド補強計画」が勇ましく浮上。ナレーション、音楽を再収録し、今となっては貴重なスライド+ここぞという映像をHAKONIWAシステム(全天映写用映像システム)で展開。新旧システムの狭間で右往左往しながらも、スタッフの皆様の強靭なバックアップのもとで歓喜の完成。まさに苦楽を共にしていただきました。
よりパワフルに、そして情感豊かになったスペースワンダーランドの世界。
「不思議」の魅力を楽しみつつ、意外なほどプラネタリウムそのものを味わえる作品です。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
日立シビックセンター 天球劇場(No.133)

 


『この宇宙のどこかに』作品116


今、時代は変わりつつあります。
かつてはSF世界の住人として想像力を刺激し、憧れを喚起していた地球外生命。その存在を確認するための研究は、現在、より明確に、科学的に進められるようになってきました。番組はそうした最近話題となった具体的な探索の成果(地球に似た環境、有機物を持つ太陽系外惑星の発見など)と、UFOやETといった興味の尽きない話題をテンポよく織り込みながら展開します。地球とその生命の意義をあらためて見つめつつ、星空を見上げる視線に深いロマンを呼び起こすことを目指しました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ 
足立区こども科学館(No.134)

 

 


『ナゾトキノホシゾラ』作品117

はじめに挑戦への意思がありました。
これまでの経験を活かしつつも、現状に甘んじず、常設施設としての宿命を自覚しながら、まだ試みていない番組世界の構築、その発展そのものをも目標としたい・・・再三ふるいにかけて残った二つのキーワード(テーマ)は、推理(謎解き)と、夏が来るたびに各メディアで取り上げられながらも、プラネタリウムでの扱いは難しいとされる六十数年前の記憶。
まずは、夏休みですからね。楽しまないと。
そこで、これでもか!と、徹底的に推理であれこれ遊びながら(その過程で天文を学び、味わいつつ)、推理を進めてたどり着いた果てに、継承すべき隠されたメッセージを用意する、といったスタイルにて企画。一歩間違えればやり過ぎてしまうかもしれない・・・ゆえにプロデューサーと共に「あくまでプラネタリウム作品」であること、そのバランスに細心の注意を払い、笑い、高揚感、痛み、そしてプラネタリウムならではの感慨を生み出すための仕掛け+試みの数々にひたすら挑戦! 
アナグラム「なんだかくさいつの」
そして「ヌンキ」の謎・・・
道は開かれたか?!


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇夏の星座紹介+テーマ部のみ
高崎市少年科学館(No.135)

 

 


『星に夢をのせて』作品118

テレビやインターネットで報道され、注目を集めた月周回衛星「(SELENE)かぐや」の活躍、そして国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」組み立ては、日本の宇宙開発の成果をリアルタイムに伝えてくれています。それはとても率直で、触れやすく、誇らしい情報の数々。一方で、そのような華やかな成功の陰には、あまり知られていない「日本の宇宙開発」ならではの味わい深いエピソードも残されています。番組ではそうしたものの一つ、一般の人々と宇宙開発スタッフが「夢」で結びついた感動的な実話をピックアップ。プラネタリウムだからこそ伝えられる感覚的な演出を活かし、リクエストであるキーワード「日本の宇宙開発に『誇り』を感じられる」ひとときを情感豊かに表現しました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部
足立区こども科学館(No.136)

 

 


『星空の古代ロマン (名卯vs記憶ver)』作品119

最後に星空を見上げたのは、いつだったでしょう・・・
思い出してみてください。
かつて人は、わたしたちの祖先は、洞窟の壁やお墓の中にまで星空を描き、
宇宙を求めました。
なぜでしょう。
フランス、エジプト、日本・・・残された古代遺跡に触れると伝わってき
ます。星空を描いた理由・・・それは遥かな時間を超えたメッセージ。
今、わたしたちと宇宙を結ぶ「タイムカプセルの扉」が開かれます・・・
「静」からの広がりを目指したオリジナル版に対して、キャラクターの性格、現代人と古代人との想いの違い(星空、宇宙に対して!)をより明確に描き、すっかりアグレッシブな作品に生まれ変わった新バージョン。ほぼ全体にわたって新たに録音を行い、オールドーム用映像も大幅に追加。プラネタリウムとの競演部分、新たな映像イメージは、日立シビックセンターのスタッフのみなさまによる、発想、努力、執念が結実した成果! まさに入魂のロマン紀行となりました。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
日立シビックセンター 天球劇場(No.137)

 

 


『感じる宇宙 星々の真実を求めて』作品120

ガリレオ・ガリレイ。
近代科学の父と称えられ、科学者の代名詞として書籍やTVドラマのタイトルにもなり、高潔な悲劇の天文学者として語り継がれる偉大なる天才。しかし、その実績があまりに突出しているがゆえに、かえってその人物そのものについてはあまり知られていません。
「天動説と地動説」の実体験コーナー、星空を眺め続けるロマンをプラネタリウムならではの臨場感でお楽しみいただく一方で、家族、真実、守るべき者を持ったガリレオの、魂をかけた選択をドラマチックに演出。ガリレオの時代と現代の日常に生きる感覚を比較し、オーバーラップさせることで、伝説となっているガリレオの選択、その意味するもの、そしてその選択が与えたガリレオの生涯、そして我々に残された問いに迫ります。


【企画・音楽・映像・脚本・演出】
◇テーマ部のみ
足立区こども科学館(No.138)

 

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