「でも次に星が輝く夜、あの笛の音が聴こえてきたら・・・」
〇 第一夜 「幾望(きぼう)の月」
星が美しく輝く夜にだけ、街の方から聴こえてくる笛の音がありました。
森に住むタヌキの子は、その音がとても好きでした。
笛のところへ行ってみたい。
でもまだ誰も、人間の街へは行ったことがありません・・・
〇 第二夜 「下弦(かげん)の月」
空が晴れた星のきれいな夜、青年は街外れの丘に登り、星を見上げながらギターを弾きます。
青年には夢がありました。
いつか、あの空で輝く星々のことを学んでみたい!
「今ぼくは、どんな色で輝いているだろう・・・」
〇 第三夜 「暁月夜(あかつきづくよ)」
そして・・・少女は待っていました。
静かな夜にだけ聴こえてくる、あの音を・・・
どこか懐かしく、心温まるストーリーと、「光の原理」、「スペクトル」、「星の一生」を見つめる
サイエンス、そしてフルート、ギターによる幻想的で優しいオリジナル音楽と、包みこまれる
ような星空の融合・・・
ドーム空間ならではの圧倒的な臨場感と叙情性、そこから生まれるかつてない感動の体験が、
皆様をお待ちしています!
投映時間:約24分
対象 :子ども~一般
季節 :オール・シーズン
映像 :全天周デジタル映像
(光学式プラネタリウム融合版も可)
〇オマージュ・トゥー・アンデルセン / アンデルセン作「絵のない絵本」
「絵のない絵本」は、貧しく若い画家が、夜ごと世界中を見つめている「月」の語る話しに耳を傾ける・・・ という設定で描かれた連作短編集です。
今回の番組では、この作品へのオマージュとして、同様の設定から、「絵のない絵本」にはない、プラネタリウムのためのまったく新たな物語を生み出しました。